はじめに
ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 太郎)は
ゼブラ独自の新技術「サイドスプリング機構」搭載のスリムな3色ジェルボールペン
「サラサクリップ3C」を、2024年2月13日(火)より全国文具取扱店で発売します。
『サラサクリップ3C』価格:440円(税抜400円)
3色ジェルボールペン 水性顔料・耐水性 インク色:黒、青、赤
ボール径:0.4mm/0.5mm 替芯:JK-0.4/0.5芯
軸色全7色:(上から) 0.5mm : 透明、紺、白、黒
0.4mm : モスグリーン、赤、ミストブルー、黒
サラサクリップはあざやかな発色のジェルボールペンで、あまりにメジャーなため
もう説明不要でしょう。
なので、気になるスリム化した新機構についてです。
新機構「サイドスプリング機構」
従来の多色ペンの構造は、中芯にスプリングが巻きついていて、スリムにしようと
中芯を中央に寄せると、スプリング同士が絡まるため、中央に空間を設ける必要が
あり、スリム化できませんでした。
ボディをスリムにするため、スプリングを中芯の隣に配置する「サイドスプリング
機構」を開発し、中芯を中央に寄せる配置を可能にしました。従来と同じ中芯を
使用しながら、軸径の8%スリム化と7%軽量化(いずれも従来品対比)を実現し
スリムで握りやすい3色ジェルボールペンが誕生しました。
▲内部構造のイメージ(左:従来品 右:新商品)
新商品ではスプリングを中芯の隣に配置。
多色ペンの常識をくつがえす、サイドスプリング機構
ジェルボールペンの単色タイプは多くの方に使用されていますが、多色タイプは
ほとんど普及していません。
油性の多色ペンに比べてボディが太い、または筆記距離が短いことが、お客様に
とって使いづらくなっているのではないかと考えました。
ジェルボールペンの良さを保ちつつ、使いやすい多色ペンを開発することでお客様に
喜んでいただけると考え、課題解決に向けた検討チームを発足させました。
技術的なハードルが高く苦戦しましたが、チームで考え続けることで、従来の
常識を破る「サイドスプリング機構」というアイデアが出てきました。
中芯の隣にスプリングを配置する機構はノウハウがないため、何度も試作品を作り
作動するか確かめながら進めました。
今回の機構の肝である細いスプリングも、ちょうど良い強度になるよう調整に
苦労しました。
約4年の開発期間を経て、実現した商品です。
▲左:試作を繰り返して開発した 右:従来品のスプリングと新商品のスプリング。細くしながらも強度にこだわった。
以上、画像を含め全て ゼブラ 2024.01.25 商品情報より抜粋
最後に
3色ボールペンやシャープペンシル入りの多機能ペンなど、便利だなとは思いつつも
軸が太いのが嫌なのと、それぞれを単色や単体で使った方がいいと感じています。
仕事でペンを持ち出すのに本数を減らしたいとなれば3色や多機能ペンが活躍する
のでしょうが、自分の場合はあいにくそのような事が無いのでなおさら。
しかし、従来と同じ中芯を使いつつもスリムにしたとなると、新開発の内部構造に
俄然興味が湧いてきます。
スプリングを中芯に通すのではなく、芯同士のすき間に配置するという発想の転換は
物を見ればなるほどなぁとなりますが、他社で製品開発をする立場になって見れば
「その手があったか!」
「こっちも研究開発していたのに先に発売された」
などと悔しい思いをした人がいるかもしれません。
中芯のすき間(サイド)にスプリングを入れるとなれば、当然これまでよりも
細くなるのでその分強くしたり、中心から外れた所に荷重がかかる事や
スムーズな動きと強度面でも様々な調整が必要だと思われます。
約4年の開発期間を経て実現した商品とある通り、従来品と同じような使い勝手に
なるよう大変な苦労をして発売までこぎ着けたのだろうと胸が熱くなりました。
透明軸で中構造や動きを観察して楽しみたいですね。
ゼブラ 3色ジェルボールペン サラサクリップ3C
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